【「つまらない」の荒野の涯ての鼓動】
ダメダメな映画には2タイプある。
1つは『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』のように皆と語り合いたいタイプの作品だ。ある意味愛の裏返しであり、面白い作品と捉えることが可能だ。
2つ目は《虚無》である。あまりのつまらなさの荒野に観るものの目は腐っていく。そういうタイプのダメダメ映画がある。
『カメラを止めるな!』スタッフが放つ最新作は誠に遺憾ながら後者である。残念なことに、本作には1点も入れることができません。例え井桁弘恵が私の好みの女優であっても。
一見、ピュアなラブストーリーに見えるがそれは我々の思うツボだとツイストを入れていくのだが、全てが2重の説明になっている。明らかに分かるような伏線回収を、逐一説明していく下手などんでん返しを延々と魅せられる。そして、ツイストの涯てにある物語は陳腐を極めていく。たち憚る壁に対する破壊や、ヤワなもので、その壁はいとも簡単に壊れてしまうので、そこにカタルシスはありません。
詳しいことは後ほどブログに書きます。
これは「つまらない」が詰まったディザスターである。
ブログ記事:【ネタバレ酷評】『イソップの思うツボ』が抱える9つの問題点↓
https://wp.me/p4UVs0-5pv