尾羽打ち

イソップの思うツボの尾羽打ちのレビュー・感想・評価

イソップの思うツボ(2019年製作の映画)
1.4
こんなにダサい映画観たの久しいな、本当にダサい。モニターを見守る観衆のビジュアルがダサ過ぎる、金持ちの醜悪な観衆というデフォルメされたデザインセンスが衝撃的だった。何よりもタイトルが登場した瞬間のきまりの悪さ、映像処理が格好悪くて居心地が悪い。

顔から火が出るようなダサさの極地たる、隣の建物に居た仕掛け人(この距離感が格好悪い)が思わず倉庫に乗り込み棒立ちしている連中に銃を突きつけてからのくだり。ヤクザの状況をいちいち説明する台詞回し、監視カメラに向かってお辞儀する馬鹿馬鹿しさ、センスゼロなのが逆に面白く感じてしまうアホらしさ。

「殺すじゃなくて壊す?
しょーもなっ!!!」

俺「しょーもなっ!!!!!」

その1000万はお前等が貰っていい物じゃねぇから!!!!!

貰ったんなら、貰ったなりの結果を映像にしろ!!!!

しかし、ダサさが極まってゼロ地点に達した時に垣間見た光景が忘れられない。それは、倉庫から出て行く三人家族の後ろ姿をロングで映すショットだ。左右にフラフラとフレームアウトする両親が中心にいる娘に縋り付いて行くまでが一番印象的で、ココだけは美しかった。

本作と同日に鑑賞した『さらば愛しきアウトロー』で、スクリーンの向こうにいる観客に銃口を向けてバキューンする描写があった。前者は映画を観ているお前らにオラッと撃ち放つ感じ。後者は指鉄砲で効果音を入れる遊び心が込められていたな。

しかし、漫画原作とかゲーム原作とかだったら、ネットだと大喜利大会になって叩きまくるんだろうなぁ。