風の電話を目的にやってくる人間たちのオムニバスかと思ってたけど、そこに辿り着くまでの少女のロードムービーだった。
9歳で家族を失う不条理感は計り知れない、一人取り残される恐怖の再来。
入管にパクられた男の家族のシーンがあったりと、震災に限らず故郷がテーマだったり。日本語が辿々しいと何であんなに自然な感じがするんだろう。あれも演技?と思ったら諏訪敦彦だった。duoのインタビューシーンに繋がった。
生まれたところで死にたい、と嘆く爺さんがいたり、命を授かった母親に助けて貰ったり、得ることと失うことは同じくらいエネルギーが必要なんだな。