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るろうに剣心 最終章 The Finalのnewのレビュー・感想・評価

3.7
“人斬り抜刀斎”の異名で知られた緋村剣心は、日本転覆を企てた志々雄真実と死闘を繰り広げた後、神谷道場でのどかに生活していた。あるとき、東京の中心部を何者かが連続して攻撃し、剣心と仲間たちにも危険が及ぶ。その事件は、剣心の過去と頬に刻まれた十字傷の謎に関わっていた。

ジャンプの人気漫画「るろうに剣心」の実写映画第4弾。
新型コロナウイルスの影響で延期を重ねたがようやく公開。ずーっと待ち望んでいた続編で、今作も finalとbeginingの二部構成。finalを先に持ってくるオサレ構成。
これまでの邦画の中でもトップクラスといえるアクションのクオリティ。本作の売りである疾走感のあるアクションや少年漫画らしい熱い夢の共闘などなど、、アクションシーンだけ切り取れば文句なしの出来栄え。正直これだけでも見る価値はある。

ストーリーの方はというと、今作の敵である縁との決着を描く上でやはり剣心と巴の関係性というものがとても重要になってくる部分を後編に回してしまったおかげで、なんだか薄味。このエピソードでも重要かつ見どころの一つでもある、薫に関して起こる事象も大幅カット。こういった変更もあってか物語の起伏が薄く、ただアクションシーンを待つだけの退屈な時間もしばしば。
これは本筋とは関係ないが、青紫のシーンが少なかったり、やたら操が出張ってきたりと色々と裏事情が見えてしまったのも残念。
後編は原作でも大好きなお話なので期待。
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