過去を背負った二人の宿命。
アクションを描きたいがための原作改変点、追加要素が不要だと感じてしまうくらいもう少しクライマックスの対峙と敵キャラの掘り下げをしてもらいたかった。
少なからず見せ場はあるものの剣心と縁以外のキャラクターが総じてモブと化してて勿体無い。
というのも、原作でも主にドラマパートである追憶編が『The Beginning』として制作されているために人誅編である『The Final』への描き込みが回想程度でアクションでしか語れないのが難点。
ドラマパートあっての緋村剣心の贖罪(不殺)と雪代縁の人誅(怨嗟)であり、それを以って二人の対峙が、二人の愛が、言葉ではなく刀で語られるんだと思っている。
