このレビューはネタバレを含みます
アクションのこだわり凄い。邦画実写最高峰では?
ただダラダラ殴り合うだけのアクションは、早く本編行けよと思ってしまうけど、突飛で多様な演出に全く飽きがこなかった。
アクションが好きな人は絶対映画館で見るべき。
ただ後半に語られていた「人を殺しまくったお前は何故生きている?」という剣心への問いの答えは不完全燃焼。
世を平和にするため→いや冒頭でもう平和になったって言ってたけど?その理屈ならお役御免じゃない?
お前たちから大切な人を守るため→敵は剣心にとって大切な人を傷つける事が復讐の一環なんだから、お前が居なければ手出しされんが?
現状俺の中で「人は殺したけど自分は死にたくない」という浅はかな主人公像が構築。
人気漫画実写映画化という看板に甘えてうやむやにせず、自ら広げたテーマには真摯に向き合って欲しい。