eye

スマホ拾っただけなのにのeyeのレビュー・感想・評価

スマホ拾っただけなのに(2019年製作の映画)
3.5
"スマホ拾っただけなのに" (2019)

自分は観てないけど邦画で

"スマホを落としただけなのに"

っていう映画があるけど

タイトルのもじり方からパロった感あり
しかも格助詞の『を』が消えてるし

"落とす" じゃなく "拾った"ことから
何かが引き起こされるのかと

むしろホラーなのかと思っていた。。

"Phone of the Dead" 

"それ"を拾ったら終わり

って どっかで聞いたことあるフレーズを
引用しまくってて 苦笑

しかも "スマホラー"って、、、

"フマキラー" みたいになってるし

この映画は映画同好会のメンバー

ただの映画オタク/サイトー
ただのアクション映画オタク/スズキ
ただのホラー映画オタク/アオヤマ

以上3名(童貞)が卒業旅行へ群馬
に行って偶然に道でスマホを拾う

落とし主がユウカという人物と特定され
スマホを返したついでに旅の道案内を
無理矢理頼み込む

道中 なぜか車が壊れ アオヤマが腹痛を起こし
立ち寄った民家でトイレを借りる

民家に住む老人夫婦は
怪しげな雰囲気を醸し出している…

"松永天馬殺人事件"の冨手麻妙さんも
出てたからどんな映画かと思いきや。。

カメ止めの薄ーいアレンジ版(?)
カメ止めの伏線回収が弱い版(?)

の映画だった

老人夫婦達とのバトル後
突如団らんのひとときでほっこりさせられる

「この映画は一体、、」と思いつつ

最後に一波乱を差し込んでくるあたりは
意外な展開で驚かされた

個人的に特に気になるのがサイトーの

"妄想癖"

が最初から最後まで挟み込まれ
やたら「長くないか?」と感じてしまう

"アイアムアヒーロー"の鈴木英雄みたい

チープな感じで くだらなさも出しつつ
ゆるーいコメディ要素も満載

調べたら PFFアワード2018 観客賞に輝いた

" 一文字拳 序章
-最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い- "

中元雄監督の作品だった

中元監督自身が好きな映画が反映されてる
のだろうか、、

"遊星からの物体X" /85

"死霊のはらわた" /81

"悪魔のいきにえ" /74

チェーンソーが出てくるあたりは完全に
"死霊のはらわた" を オマージュしてる

劇中ホラーオタク アオヤマの

「おい!お前らよく聞け!池袋でな『エクソシスト』『バタリアン』『食人族』のオールナイト上映が決まったらしいぞ!」

サイトー・スズキ 「へー」

アオヤマ「興味なさそうだな お前ら」

スズキ「時間があったら行くくらいかな」

このやりとりが妙にハマってて

中元監督もきっと好きなんだろうな
とか考えてしまった。。

軽快でコミカルときにチェーンソー

そんでもって

伏線回収系映画として けっこう楽しめました
eye

eye