前作「新感染」を勇気振り絞って見た以来、いつかこの作品も見なきゃと思って後回しにし続けてきたけど、一念発起し、ようやく鑑賞。
冒頭の船のシーンまでは良かったのだけど、それ以降は、「なんか思ってたんと違う」って感じでした。
やっぱり前作の良さは新幹線という制約された状況の中で、一定のルールに従って動くゾンビをどう切り抜けるか、だったと思うのですが、今回は範囲が一気に広がった上に、ゾンビ自体が登場人物というより「環境」そのものになり過ぎていて、かなり蔑ろにされているイメージ。
クライマックスのカーチェイスでは、猛スピードの車に吹っ飛ばされまくっていて、若干ゾンビかわいそうとすら思えてきた笑
助けたい人が目の前にいるのに、自分が助かるためには助けられない、みたいなシチュエーションって壮絶だよな。もし自分の人生でそんなことがあったら一生の傷というか、罪悪感がまとわりつくような気がする。でも、最後の最後、それを回収するような終わり方だったので、そこは救いがあった。
自分、怖いのだめなのですが、この作品は怖くなかった！笑
