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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版のKAZUのレビュー・感想・評価

3.9
タランティーノ監督のオールタイムベストにも挙げられる「ワンス・アポン・ア・タイム三部作」のひとつを、タランティーノ新作(ワンス・アポン・ア・タイム・ハリウッド)前に鑑賞!

イタリアが誇る巨匠 セルジオ・レオーネ監督の最高傑作。

禁酒法時代を背景にし、幼なじみの移民の子らが犯罪に手を染めギャングへと歩んでいく半生をノスタルジックに描いていく...
1920年代のマンハッタンの風景と貧困地域を闊歩する少年達の姿がとても印象的でした。ノスタルジックな描き方は「ゴッドファーザーⅡ」に近く、移民によるアメリカン・ドリームとしてはより現実を突いてくる。

少年時代から青年〜壮年〜晩年と時間軸が複雑で把握するのもやっと。様々な考察がなされる程、印象的なシーンが多く一見では汲み取れない。腑に落ちないことも多いいが、それぞれがその余韻や解釈に思いを巡らせる作品です。
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