KI

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューのKIのレビュー・感想・評価

4.6
アメリカンハイスクール版ちびまる子ちゃんって、ぐらいにとにかく出るキャラの個性が強すぎる。

映画が始まるとともに、主人公モリー&エイミーの独特な挨拶。そのテンションに引っ張られながら学校へ。学校では更なる個性的な登場人物に圧倒されて、見てるこちらもハイになりました。
この時点で気付いたね。あっこれ好きなやつだ。

お気に入りのシーンとしては、
ニックの卒業パーティに行くためにパーティ会場を図書館で調べようとしたあげく、結局SNSで見た多量のピザが注文されていたことをピザ屋に問い合わせる。ところ。

すごくハイテンションでバカバカしいコメディ映画なんだけど、そこに登場する人物たちは、レズ・ゲイのセクシャルマイノリティ。アジア系、メキシカン、黒人。といったような一部、今でも迫害を受けている人達。
ラストのモリーのスピーチでは、偏見で見てはいけないこと、理解するには関わりを持たなくてはならないこと、自分から交わっていこう、なんかが話されていた。

何度も言うけど、ほんとバカバカしいのだけど、しっかりとしたメッセージがある映画でした。"多様性"を描いたアメリカンハイスクールもの、この手の映画には個人的に弱いです。
KI

KI