ゆ

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューのゆのレビュー・感想・評価

4.3
予定合わせやすいっていう理由で地元の大親友を「自己肯定感爆上がり映画あるらしい〜いこ〜」ってなんとなく誘ったけど彼女を誘って本当によかったって見終わって思った

親友同士の2人が主人公で、パーティーしてお互いを褒め合って…みたいなことしか知らない状態で見て、まさかこんな深い映画だったとは

あんな短い時間にクラスメイトのいろんな一面が詰まってて、本当の中身とは違う表面に悲しんだり怒ったりしても、最後は素直に自分を出せるみんながすごくよかったし、そこに高校生の純粋さみたいなものも感じた

とは言っても、多様性は映画の中心のテーマではないきがして(結果的にすごくその多様さに感動させられてるのだけど)、多様な状態が“当たり前”な状態から恋をしたり喧嘩をしたりっていう高校生活の話が進むことが本当に良かったし、すごく自信が持てた
ジェンダー、人種、出身・家庭のバックグラウンド、宗教、趣味、将来の進む方向、、
エイミーはフェミニストであることもさらっと言えるし、そこらを恥じることなく言えるみんなはかっこよかった
男女共同のトイレをさらっとみせるところも良かったなあ
日本って、モリーみたいな体型だと“大きめ”だと見られることが多いのかもしれないけど、映画ではその体型をだれも悪くは言わなかったし、日本は細い=イケてるっていう考えがまだ根強いよなあって改めて悲しくなった

私のなかでライアンがすごくキーパーソンで
あそこまでボーイッシュな女の子が男の子と結ばれてっていう展開あまり見たことなくて、人は見た目では判断できないし、自分自身における好き(たとえば服装とか)と、恋愛とか性的な好きは違うよなあ(エイミーもそんなこと言ってたよな…)と再確認プラスそれでもいいんだよって肯定された気分

そしてやっぱり、相手を最高に褒め倒す、見た目、性格、自分自身にネガティブになったら引っ叩いてまでそれを否定する友達同士の関係ってほんと素敵だなとおもった
(レイトショーで見たからこの後すっごく眠くて、眠い眠いって言いながら帰ってたら、友達に引っ叩かれた(笑)私ららしいなってお互い笑ってしまった(笑))
将来のこととか、自分の考えとか深い話もするけど、下ネタを言ってはしゃいだりほんといい関係だなあってみてた

内容が濃くて忘れそうだったけど、音楽もかっこいいんよ…

気分も自分に対する理解も上がって、本当に自信をくれた映画ありがとう〜!!!
ゆ