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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューのMALPASOのレビュー・感想・評価

3.9
『ブックスマート』

監督は女優のオリヴィア・ワイルド

「ビバリーヒルズ・コップ」や「リーサル・ウェポン」を参考に、ガールズではなく、バディ・ムービーとして描きたかったという青春コメディ。

「ブックスマート」は、学識があって、高い教育を受けている者の意味。

主人公のコンビは、ビーニー・フェルドスタイン、ケイトリン・ディーヴァー。勉強一筋に頑張って、名門大学に合格した主人公のエイミーとモリーが卒業式の前夜に初めてパーティーに行く。

80年代のジョン・ヒューズ以降、落ちこぼれや問題児が主人公の青春映画がたくさん作られてきたが、最近の傾向は、優等生や同性愛が増えた。Netflixの「ハーフ・オブ・イット」も同様。

遊んでばかりと思っていた同級生が、グーグルや名門大学に進むことがわかり落胆する主人公。人生が突如動く2人の一夜。

エイミーは2年前に同性愛をカミングアウトしスケボー女子が気になっている。
トイレのシーンで、男女兼用なんだけど、最近カリフォルニアの学校とかでは、男女を分けにくいので、増えているとのこと。
今のスクール事情も知ることができて面白い。

夜のプール、エイミーが泳ぐシーンが素敵。

新旧の選曲も素敵。ラストのリッキー・リーにカバー♪アンチェインド・メロディは特に。

実は、青春とは失うもののほうが多い。

ビーニーはジョナ・ヒルそっくりの妹。兄ちゃん監督の「mid90s」も公開。この兄妹は注目だ!
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