パケ猫パケたん

罪の声のパケ猫パケたんのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
4.0
『異端の鳥』鑑賞後、まぁこの映画は力作だったが、余りにも残酷で後味がよろしくないので、映画館をハシゴして、お口直しに、この『罪の声』を鑑賞。(尚、『異端の鳥』もレビュー予定です。)

ハード(バード🐦)な外国映画を観た後なので、噛んで含める様な、親切過ぎる演出に、やっぱ日本映画はクドイなぁと思いつつ、市川実日子たん🙋🎵出演の映画に外れ無しなので、集中を切らさずに鑑賞。

小栗旬は、大阪弁は喋るけれども、東京もんの、キザなルパン三世に見えてしまったが、今回、梶芽衣子と宇崎竜童、星野源が、良かったな。

映画の後半の、大阪市と、イギリス・ヨーク市を切り結ぶ、クロス・カッティングの応報。過去の記憶と慚愧が苦く被さり、赤銅色の炎と、古都、商都、京都とロンドンが渾然一体となり、瀬戸内海の波にたゆたいながら、黄昏て行く。奇跡の時間の川の流れの、映画的な長い戯れの悦楽。脚本の勝利。

色彩に関して云えば、大阪・中之島のエメラルド・グリーンで統一された屋根の美しさ。御堂筋に於いても。この緑青色は、大阪城の瓦の色。昨日気づいた。赤銅色の銅が酸化した色が、緑青色であり、銅の内部の酸化を守るという、貴重な効用。テーラーの看板の色も、正に、エメラルド・グリーンで統一されている。

緑青色に隣接した青色の美しさ、水都。大阪・京都・ロンドン・ヨーク。緑青色に対峙する補色としての、赤銅色、火事、哀調、赤、革命、共産主義、中革派残党をリアルに目撃した思い出。

思い出、序でに、中之島中央公会堂、名門、大学に於ける美魔女な教師→教授♪、お元気ですか、イングランド、御堂筋散策、難波から、心斎橋、淀屋橋、地下鉄淀屋橋駅、喫茶店、梅田を散策、脇道に入って料亭、名店揃い、さすが食いだおれの街、グリコの看板訴求力凄い、大阪市最高、大阪都構想未だに正体不明やん、とりあえず廃案おめでとう、大阪市最高o(^o^)o

鎮座する瀬戸内海、暮れていく。神戸、宝塚。