Ken

罪の声のKenのネタバレレビュー・内容・結末

罪の声(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

まさかの1回目前半ちょくちょく寝てしまったから、再度鑑賞。ダメだなー、最近食べた後に観ると寝てしまう笑。特にこういう会話劇のやつだと尚更。後あれだなー、マスクしてると眠くなる笑

面白かったけど、もっとどハマりすると思ってたのに、そうでもなかったなー。なんでだろう?あんまり関係ないかもだけど、小栗旬の関西弁が気になってしまったからかな?もちろん全然そんな酷くはなかったんだけど、前半がちょっといまいちと言うか、違和感があったんだよなー。他のキャストは皆良いんだけど、小栗旬だけ前半が少し気になってしまった。それかあれかな、東京に暫くいたって言う設定だし、もしかしたら標準語に結構染まってるっていう設定なのかな?うん、どちらにしろ、前半はスッと台詞が入ってこなかった。

後はあれかな、ラストがスッキリするようでしない感じが引っかかってるのかな?「いろんな事を抱えながらも、これからも前を向いて生きて行く
」って映画だから、そこは求めちゃいけないのは分かるけど、なんかモヤモヤと言うか、救われない感が引っかかってるのかもしれない。巻き込まれた家族があまりにも可哀想で。。後は、最後の母親のくだりがもう本当にショック。。。

でも、会話劇は本当に素晴らしかった。そこだけ観ると、ここ最近で1番好きかも。空気感とか表情、話し方がどれをとっても、皆さんクオリティーが凄かった。1番「うぉー、すげーなー」って思ったのが、聡一郎(子供)が魅せた、望みが殺された時に咄嗟に目を背けてから顔を上げる時の表情。あまりにも急な出来事で、起きた事はなんとなく理解してるけど、まだそれを処理し切れてない、でも、絶望の感情は沸沸と出てくる感じがあの表情で凄く伝わってきて、凄い子役だなって思った。

実際にあった、グリコ森永事件をベースにしてるのも面白かった。この事件の事をもう少し事前に分かっておくとより楽しめたかも。どこまでが本当にあった事なのかが気になる。

俊也の娘が可愛すぎる!!笑 あれは欲しいもの全て買ってしまうやーつ笑笑。あの関西弁はずるい笑。あの子役、元からあんな感じではなくて、演技だとするなら、恐ろしいやつやで笑

俊也のお母さんの真由美さん、、それはないで笑
気持ちの昂りを抑えられなかった的な事言ってたけど、いや、あまりにも酷すぎる。普通にドン引きだったわ。誰にも間違いはあるけど、自分の息子にあんな事させるなんて、ちょっとあまりにも理解出来ない。「私が撮りました」って言われた時の俊也の気持ちってどんなんだったんだろう?想像するだけで苦しい。しかも家に帰りたい理由もそれって。。まぁ、そもそも彼女が経験してるお父さんの事自体が壮絶過ぎて、彼女の気持ちは理解出来なくて当たり前かもしれない。自分が同じ立場だったらどうしてるかわからないし。

聡一郎とお母さんの再会は凄かった。本当に良かった。2人とも生きてて本当に良かった。また出会えるなんて奇跡。

ラストの娘と俊也のシーンもめちゃめちゃ癒された。娘の「えーこえーこ」、これもずるい。好きなシーン。

エンドロールのuruさんの「振り子」はめっちゃ響く。。
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