日本中を巻き込み震撼させ未解決のまま時効となった
“グリコ・森永事件”をモチーフに書かれた原作を
野木亜紀子さんが脚本と聞いて少なからず期待
…してたけど
これはスペシャルドラマ枠(120分×前後編とか)で
良かったんじゃないかなー🙊
作家・塩田武士さんの綿密な取材と着想が織り交ぜられ、15年の歳月をかけて書かれたという原作。
その膨大な情報量を映画脚本にするのは、
かなり難題でエネルギーが必要だったと思うから
時間が足りなかったなと感じてしまった。
最後、阿久津が語る、後書き的な“まとめ”が、
逆にドラマ的で軽さを感じてしまった。
作品で描かれた事件の真相はあくまでフィクション
だけど、犯人像や背景にはリアリティを感じたし、
犯行声明に声を使われた子供たちの数奇な運命に涙。
松重豊、火野正平、宇野祥平、塩見三省、
木場勝己、橋本じゅん、高田聖子、梶芽衣子、
宇崎竜童などベテラン勢、バイプレーヤーたちの
演技がすごく素晴らしい👏🏻
短いシーンでも、その人物の背景がわかって
作品に厚みをもたせる。
見応えがある部分もあるからこそ、物足りなさが
残ったというか没入できなかったのが残念。
主人公2人の感情の振り幅ももっと見たかった🧏🏻♀️
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改めて“グリコ・森永事件”の概要を読むと、
その不気味さが本当に怖いし、センセーショナルな
事件だったことに、また衝撃を受ける。
