仲ちゃん

罪の声の仲ちゃんのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
4.0
【原作読んでる映画は、曇りなき眼で見れないけど、素晴らしかった】

映画の見方や楽しみ方は、人それぞれだと思うが、自分の場合は『物語を味わいたい派』である。

しかし、原作を読んでる映画は、
・原作をどう纏めたのかな?
・どう映像化したのかな?
・誰があの役やったのかな?
と云う方向に目線がいってしまい、曇りなき眼で物語を味わえない。(原作読んで無いと純粋に物語を味わえる。)

落語なら、「あの噺家さん、あの大ネタどうやんのかねぇ」なんて楽しめるのに、我ながら融通がきかない。

原作ありの映画は、
原作を咀嚼した監督や脚本家の読書感想文を映像化している、と思っており、
同じく原作を読み咀嚼した自分との比べあいになるから、眼が曇るのは止むを得ない、と思っている。

なので、自分ルールとして、基本的に原作を読んでる映画の感想は書かないよう決めている。

だけど、今回は書いた。なぜか?

脚本家の野木亜紀子さんの、ツボを押さえた圧倒的な『纏める力』に恐れ入ったからだ!
『ここを伝えたい!』って気持ちの入った素晴らしい脚本だと思う。

原作読んでも読まなくても感動できるオススメの1本です。
仲ちゃん

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