昭和の残り香を感じた映画。
グリコ森永事件は、キツネ目の男のモンタージュがインパクト強すぎる未解決事件。
映画は、派手な演出やドラマチックな展開も少なく淡々と物語は進みます。
事件関係者は、昭和を代表する名俳優、名女優さんばかりで、演技が上手すぎる。皆、一癖二癖ある会話とセリフのない間が上手いよなぁ、と話とはずれてそこにばかり感心してしまった。
昭和から平成、令和。
犯人の動機が昭和の残り香が強すぎて、むせ返りそうでした。
「昭和」は終わったよ。
平成の俳優、小栗旬と星野源が、視聴者の代弁してくれて良かった。
今でも何処かに「罪の声」を大人に強制された子供達が居るんだろうな。
全体的に切ない映画でした。