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罪の声のmasudasantaroのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
4.0
グリコ・森永事件をモチーフにしたミステリー。

本編2時間半近くあるけど、すっとストーリーに引き込まれ最後まで観入ってしまった。

ある日、幼少期の自分の声が入ったテープを発見する主人公。
しかし、それはかつて日本中を恐怖に陥れたギンガ・萬堂事件の犯行に使われた音声だった。事件の内容と思われる手帳もあり、目を背けることのできない事実に、押し寄せる戸惑いと不安。

真相に迫っていくだけの話にあらず、事件に巻き込まれた子供達のその後の人生を絡めて進むストーリーに息を飲む。

小栗旬のいそうでいなさそうなキャラの絶妙な演技が良い。

最近は親ガチャなんて言葉もあるけど、本当にいろいろな人生があって、人は大なり小なりみんな苦悩を抱えていて、けれども何を選択して生きていくかは自分次第だよなと思わされる。
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