1984〜85年に起きた
グリコ・森永事件をモチーフにした
完全フィクションのクライムサスペンスです。
当時小学生だった自分も
おぼろげに覚えてますねー、
この事件。。
大好きなお菓子が一時消えた…
実際の事件は未解決。。。
真相は闇の中ですが、
原作小説の塩田武士さんは
実際の記事を調べまくって
極力史実通りに事件をなぞった、
とのことで、
本作も本当にこういうことが
あったんじゃないか、と
思い馳せてしまうほどでした⚡️
当時、身代金受け渡し指定に
使われた録音テープによる
3人の子どもの声・・・
今ならデジタルで作れたり、
何かの素材の繋ぎ編集で
作れちゃうかもしれないけど、
当時はやっぱ実在の生声
ですもんね…
本当に家族だったのか…
知り合いの子や無関係の子
ってことはなかったのか。
多分当時もその辺のことは
捜査線上に上がってるとは
思いますが、
この映画のように、
本当に大人の都合で
勝手に使われたのだとしたら…
(それ以外にない?か…)
本当に許せないですね💢
実際のこの声の子達が
事件に利用されたことを
知ってしまったり、
罪の意識に囚われて
こんなに苦しんでないことを
願うばかり…。
逆に!今でも真相を
故意的に黙っている図太い
人間だとしたらそれはそれで
滅入りますけどね…
真相は分からずしまいの事件、
考えるほどにドツボにハマるし、
本作もフィクションとはいえ
辛く重い話でした。。。
一方で、
サスペンス作品としては
声の主(星野源)と
雑誌記者(小栗旬)の両者から
少しずつ真相に近づいていく
構成がとても良かったです✨
少しずつリンクし合って
互いに出会う流れは面白い♡
決して嬉しさ溢れる
感動の涙の物語ではなく、
悔しさ悲しさやるせなさ絶望、
でもその中での兆し、希望
けじめ、決意やらの物語…
そんなこんなで
涙ぐっちゃぐちゃんなる
作品でした。。。
最後の落としどころも
ハッピーエンドかどうかは
分かれる所ですが、
個人的には好印象でした✨
後はネタバレで。
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【以下、ネタバレ】
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★ラストは、主人公も、
もう1人の声の主の人も、
希望に満ちた最後、、、
とまでは行かないけど、
この事件に対して気持ちの面で
ひとつ折り合いをつけられた形で
終わったのも良かったでした( ᵕ·̮ᵕ )♡