シナリオが凄すぎて。
複雑な物語のはずなのに、
ひとって1番シンプルなところで悩むし苦しむよなって。
それって共感で、形を変えて規模を変えて僕らの人生にだってすぐ隣とか心にある問題。
この少し大きな風呂敷の畳み方は本当に見事できちんと全部回収してくれる。
ただ、少し気になるのが、
物語の始まり方がテープを見つけることからであったためにそりゃそうなるよなって詠める展開があり過ぎてだるくなるシーンもチラホラ。
小栗旬パートから始まってくれてたら、
年齢差もありつつ星野源がその人だって気付かず物語にもっとのめり込めたかも。
映画自体も多分2時間で済んだと思う。
ちょっと長いね。
それでも、
ラストシーン泣けちゃうよ。
どこもかしこも悪モンはおる。
でも、同じくらい良いもんもおる。
全部、人間。
罪なのは罰を受けなかったことなのかもしれんな。