Tはっちょう

罪の声のTはっちょうのネタバレレビュー・内容・結末

罪の声(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ

・サンダ対ガイラ方式
・原作にほぼ忠実。同じ情報量!
後半の望ちゃんの結論の出し方、回想の畳み掛け、小栗旬のバックボーン、仕立てるラスト、総一郎さんの暗い部屋、イギリスの情勢はカットしたり、生島の優しさとか、梶芽衣子の余命と優しさを浮き彫りにさせる野木亜紀声流のちょっとしたアレンジ。ただし宇崎竜童が本当はアジトの紙を貼ってたり、生島の刑事であることなどはカットされてる。
イイ人ーのくだりなど男同士の感じ。
・こんな呆気ないことだったのか…という原作の呆れみたいなところは残しても良かったのかなー
うまく整理されつつも原作の良さはそのままに。
キャストの妙で見応えありすぎ。東宝の意地。さすが。終わり方の幕引きの良さもイイ!
・大胆アレンジするかと思いきや、グリコ森永事件に迫るために、その狙いのためにあえてまんまやってるプロット。
・梶芽衣子、宇野祥平、若葉竜也、宇崎竜童、水沢慎吾、奥野英太、阿部純子、キャストで唸る作りになっていてイイ。東宝の底力。
・音楽もイイ。佐藤さんという座組み。
・感情に訴え過ぎない作りが渋い。監督は泣かせっぽいんだけど。
・テレビドラマのように惨さを出さずにポップさとハイテンポを優先した事で難解さみたいなことを最大限に避けてる。分かりやすさを最優先!
こういう成功例もあるのだなと。
題材としてもテレビで流しづらい、実録犯罪
・登場人物のフォーカスがありすぎる問題はあるけれど、それは某事件を正しく伝える実録映画の系統なのでそこはやむを得ない事柄