このレビューはネタバレを含みます
ドンちゃんのコッチ系の作品は外れないですね!
内面を掘り下げない犯人の描き方に賛否あるようですが、
この作品に関して言えば、その方が正解な気がしました。
言ってしまえばヤクザのドンちゃんと警察のイチャイチャが観たいわけで、
正直犯人の心情なんかはどうでもいいのですw
伏線を張ったり、モチーフや音楽、色で暗喩したりとかの映画的見せ方は皆無でしたが、
しっかりとした起承転結があるアクション・サスペンスになっていました。
韓国映画史の傑作を生み出した先人たちから
上手く学び、良いとこどりした感じですね。
邦題の「悪人伝」も悪くないけど、
原題の「The Gangster, the Cop, the Devil」が超カッコいいと思いました!