もともと昔のR&Bが好きなので観に行きました。
アレサもすごいですが、クリーブランド牧師の一挙手一投足に夢中でした。見所は沢山ありました。
私はゴスペルについて、どこかで音楽としてすごい、素晴らしいとしか思っていなかった部分があったのですが、より生々しいそこに生きる人の現実として感じることができました。
そこで宗教観も言語も違うコミュニティの外の人がこれを単純に音楽としては楽しんで良いのだろうかという倫理的な迷いが生じました。しかし気づいたら涙が溢れていました。
------ 以下は歴史を詳しく知らない素人の考えですので間違っていたらすみません。
抑圧の中でこの形でしか表現が許されなかったからこそゴスペルはこんなにも感情(精霊)が溢れるものに昇華されたのではないかと思い至りました。そう思えば辛いのですが、つまりはリスペクトが必要なのかなと。