非暴力、不服従。まさにマハトマガンジーの精神を今現代によみがえらせた感動作でした。
ラストもまさかの展開で、その手があったかと。まさにLove&Peaceの世界。
E.エステベスは久しく名前を聞いていませんでしたが、このようなリベラルな感覚の持ち主だとは思いませんでした。
あの寒い冬に、行き場のないホームレス達にも、あたりまえですが人間として生きる権利があります。
自己責任だと簡単に片付けてしまってはいけないことであり、予算的なこともあり難しい問題ではありますが、行政側が真っ先に取り組むべき課題であると思います。
それを厄介者として排除しようとすることしか考えない当局者側。次期市長選にとって絶好のアピールになると考えなかったのでしょうか。それとも逆に機動隊を突入させることがアピールになるのか?アメリカの場合はそれもあるかもしれませんね。悲しいですが…。
当事者の性癖や罪歴などから、あたかも犯罪者として扱うやり方やTVリポーターの煽り手法など、『リチャード ジュエル』と似たような部分はあります。
が、もうエステベス本人が、自分の想い描きたいことを勢いで全部盛り込んじゃえっという感じで作ったのでしょう。
J.マローン演じる図書館職員マイラが良いアシスト役でしたね。