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パブリック 図書館の奇跡のakihiko810のレビュー・感想・評価

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
3.7
gyaoで視聴。アメリカの社会派コメディ。

オハイオ州シンシナティ。寒波が街を襲う中、シェルターからあぶれ、命の危険を感じたホームレスたちは、公共図書館に立てこもることを決意。初めは困惑していた図書館員スチュアートだが、彼らの話にも分があると考え、強硬に追放を指示する館長らに反発し、共に立てこもることを決意。事が大きくなるにつれ、警察やマスコミ、市長候補なども加わり、事態は緊迫していく…。

「公共」という概念と、ホームレスの生存権を考える契機になる作品ではある。
だが、「社会派そのもの」として見ると若干弱い感じもあり、かといって「コメディ寄りのフィクション」として見ても若干物足りない感じがしないでもない。他レビューで、ケン・ローチ監督(「わたしは、ダニエル ブレイク」)と比べると弱い、という評価があるが同感ではある。
とはいえ、社会問題を考える契機になる作品であることは間違いないので、しっかりした存在感はあると思う。
最後の連帯は立派
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