『罪を憎んで人を憎まず』を実現するのが如何に大変で、かつ大切なことかを感じられる映画
内容
大寒波によりホームレス達が命を落としていく中、ホームレス達は身を守るために図書館を占拠。ホームレス達と仲がいい図書館員の主人公はおい返せず、盾籠ったホームレス達と政府に抗議する立場となる…。
『我々の全ての成功をくつがえす失敗がある』
ホームレスとして産まれてくる人なんていない。それを望む人なんていない。
失敗してホームレスになった時、目の敵にするのではなく、受け入れ這い上がるまで支えるべきなんだと考えさせられた。
そして、この映画には悪役が出てこない。
みんな個々の事情で苦しんでもがいている人達だらけ。
検察官も交渉人もテレビのキャスターも
この世に悪役なんていない。
そして今作にでてくるホームレスは退役軍人が多く、文化的で平和的なランボー達に見えた!