なりかけゾンビ

パブリック 図書館の奇跡のなりかけゾンビのレビュー・感想・評価

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
3.9
『罪を憎んで人を憎まず』を実現するのが如何に大変で、かつ大切なことかを感じられる映画


内容
大寒波によりホームレス達が命を落としていく中、ホームレス達は身を守るために図書館を占拠。ホームレス達と仲がいい図書館員の主人公はおい返せず、盾籠ったホームレス達と政府に抗議する立場となる…。


『我々の全ての成功をくつがえす失敗がある』
ホームレスとして産まれてくる人なんていない。それを望む人なんていない。
失敗してホームレスになった時、目の敵にするのではなく、受け入れ這い上がるまで支えるべきなんだと考えさせられた。

そして、この映画には悪役が出てこない。
みんな個々の事情で苦しんでもがいている人達だらけ。
検察官も交渉人もテレビのキャスターも
この世に悪役なんていない。


そして今作にでてくるホームレスは退役軍人が多く、文化的で平和的なランボー達に見えた!
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