リーフマン

パブリック 図書館の奇跡のリーフマンのレビュー・感想・評価

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
4.0
公共性とは“民衆”の守るべき規範や道徳であると同時にいざというときの相互補助のシステムであるはずだ
だからこの映画で公共性を占領してるのは大寒波が来て図書館を占領するホームレスではなく、実は追い出そうとする市長候補や警察といった権威の方だったという…
しかし最近はそのことを忘れて歴史ある中之島図書館を民間に売り飛ばそうとしたり台風19号のときホームレスを学校から締め出したりしている
なぜかわからないが守るべき民衆が自ら公共性を手放そうとする時局の中で非常に示唆的な映画だったと思う
ちなみに邦題の図書館の奇跡はいらないと思う
図書館に限った話じゃないし奇跡とかじゃなく行使すべき権利だと思うので