ダニー

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のダニーのレビュー・感想・評価

3.6
ウェス作品はクセの塊なので、見る前にある程度の覚悟がいるわけですが、本作はそれをちょいと超えていましたww正直途中で見るの辛かったです。

僕の中のウェス映画の好きなポイントって、どの作品でも、いつも冒頭はその美しい美術やカメラワークに驚いてまず目を奪われるけど、途中からはストーリーに意識が向かって、独特な世界観と物語が調和して心地よくなる…って部分だったんです。

なんですが、本作は構成上、小さな物語のが連なっている(しかも物語に一切の繋がりがない)ので、意識がリセットされるんですよね…なんで、ウェス作品を何作も連続で見ている気分になるわけです。これは…キツイですよねwwさすがに。疲れます。

なのでオススメの見方は、ひとつの話が終わる度に、一度見るのを止めて後日またひとつ見る…みたいな方が良いかと思いますです。

デルトロの話が一番面白かったですかね。エンターテイメント的な意味で。シャラメの話とかはだいぶつまらない印象でした。
ダニー

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