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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のaktmoviesのレビュー・感想・評価

4.0
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2021)
原題:The French Dispatch of the Liberty, Kansas Evening Sun
監督:ウェス・アンダーソン

とりとめのない物語だが、世界観の唯一無二性と適材適所の豪華出演陣。これぞウェス・アンダーソン作品。

タイトルからは全く予想もつかない内容で、これぞこの監督の持つ独自性・固有性だと唸らされた。

あざとさを感じないわけではないが、実際に雑誌をパラパラとめくっているような気にさせられる箱庭的な美しさと視覚的な情報の洪水に心地よさを感じる。

ウェス・アンダーソン作品はストーリーにこだわりすぎると退屈してしまう。ここさえもう少し何とかなればなといつも思いながら、それでも最後まで見てしまう。
完全に監督のマジックにハマってしまっている。
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