うなぎ

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のうなぎのレビュー・感想・評価

3.4
レンタルギリギリだったので、グランドブダペストホテルの監督最新作の「フレンチ・ディスパッチ〜(名前が覚えられない以下略)」をやっと鑑賞。
物語は世界中に愛読者多数の芸術や食などのハイセンスな記事の雑誌が、編集長が亡くなったので廃刊に。
そこで最終刊を出す事になって、クセのある記者達がこんな記事を出しますよ〜と3つ詰まったオムニバス。
グランドブダペストホテルを観た時と同じく、何だかよく分からないけど、めちゃくちゃ可愛いどの場面切り取ってもポストカードになりそうな絵本みたいなお洒落な映像。
殺人やら銃撃戦やら暴動みたいなえげつない出来事をシレッとブラックにシュールに描いていた。観てて、どんな顔したらいいか分からん。なんだか分からないけど、妙に気になってしまう不思議さ。
オムニバス3本のうち最初の精神病患った殺人犯で芸術家の話がモノクロとカラフルに切り替わる時やちょっと寂しい雰囲気で好き。2本目は、えらく美しい青年が出てきて誰だっけと思ったらティモシーシャラメだった。3本目に出てきたポリス料理(って何だそれと思った謎料理。しかもフルコース)の伝説のシェフがレオナール藤田っぽい。
料理シーンも変なのに最後に突然アニメに切り替わったカーチェイスシーンで、犯人の車にしがみついたシマシマ水着のマッチョ警官に全部持ってかれた。
ヘンテコだったけど妙な癖があって、あまり飽きる事なく観れて満足した。
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