このレビューはネタバレを含みます
冒頭のドリンクを持って行くシーンだけで、ずっと観ていられるような楽しさがある。
ウェスアンダーソンですね。
細部にまで行き届いた美術品のようで、映画なのに絵本のような作品ですね。
なんたって可愛いのよ,シーン一つ一つが。
それにしても、キャストが相変わらず豪華です。
この作品のパッケージ置いとくだけで、子供のおもちゃやら何やらで散らかった我が家でも、お洒落になるんじゃないの?って勘違いしてしまいます。
「自転車レポート」
自転車でフランスで,オーウェンウィルソンで。心地いいですねー楽しいです。
「確固たる名作」
レアセドゥが美しく絶対零度の看守。
ベニチオ出るトロが看守に恋をした囚人天才画家。
映画一本作れそうな熱量のある2人の話(+1人の画商、エイドリアンブロディ)
「宣言書の改訂」
フランシスマクドーマンとティモシーシャラメ。この2人がキャストにあって、絶対に観たい!!と思っていたけど、まさか同じ話で絡んでくれるとは。
クリストフヴァルツまで贅沢な使い方して!
ここらで一旦何やってんのかわかんなくなってきたけど、もう良し。
歳をとったことによる、経験値と悲しさと孤独さとカッコ良さを全て兼ね備えたマクドーマン姉貴が最高でした。
「警察署長の食事室」
アニメになるシーンの楽しさったらない。キャストは当たり前に豪華なのだけど、ほんと面白い。
編集長の『最高じゃないか』もいいよね。
そこから、ラストへ。
雑誌って,色んな人が関わって作られているんだなぁ。
ライターを大事にする編集長。素敵でした。
観ながら、昔、お小遣いで『スクリーン』『プレミア』『ロードショー』っていう映画雑誌買ってたの思い出しました。
今,雑誌ってほとんど買わなくなったな…