たけちゃん

思い、思われ、ふり、ふられのたけちゃんのレビュー・感想・評価

4.1
みんなが幸せになる方法があればいい……


三木孝浩監督 2020年製作
原作:咲坂伊緒、脚本:三木孝浩、米内山陽子
主演:浜辺美波、北村匠海


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、8月29日は浜辺美波ちゃんの20歳のお誕生日\(^o^)/オメデトー


【浜辺美波ちゃん】
2000年8月29日、石川県で生まれる。
2000年……ミレニアムイヤーとは!
うちの子は、平成だけどギリ20世紀なので、衝撃。
もう、その世代の子が主役の時代なんだなぁ。

先日、「マツコの知らない世界」で、"平成レトロ"の特集を見たんですが、えっ!って思って。昭和じゃなくて、既に"平成"で"レトロ"って言われるの?Σ(・ω・ノ)ノ!
娘に「あんた、そのうち、平成ひとケタ~?」って指さされるのよ、って言って笑ってましたが、そうだよねぇ。平成も31年続いたんだから、元年生まれは30過ぎですもんね。たまらん!
まだレビューしてませんが、映画「糸」は、平成元年生まれの主人公の人生話で、まさに平成を俯瞰した作品になっていましたよ( ˘ ˘ )ウンウン


美波ちゃんの話に戻ります(^-^)
2011年の第7回東宝シンデレラオーディションで、ニュージェネレーション賞を受賞。まだ、11歳ですもん。凄すぎ!
で、この時のグランプリが上白石萌歌ちゃん、審査員特別賞がお姉ちゃんの上白石萌音ちゃんに山崎紘菜ちゃんですもんね。大豊作!


2015年に"あの花"こと「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のめいこ役で注目を浴びたんですが、僕はこの時は観てなくて、2017年の「君の膵臓をたべたい」が、初浜辺美波でした。
この映画も試写会に当たったから観ただけで、全然知らなくて、逆に、すごいインパクトでしたよ。
それ以来の浜辺美波ちゃんファンです( ˘ ˘ )ウンウン

今作はそれ以来の北村匠海くんとの共演作でしたから、絶対に観ようと思っていました(ˆωˆ )フフフ…



ついでではないですが、なんと、監督の三木孝浩さんも今日が誕生日。すごい偶然!
三木孝浩監督って、まだ、45歳なんですね。若いなぁ。青春ムービーばかりの印象なので、あまり観た作品はないんですが、まだまだたくさんの作品を届けてくれそうですね。今後、注目してみます。






さて、映画です。
いや~、全開で少女マンガ(笑)
気恥しいけど、ニヤケちゃうわ~(ˆωˆ )フフフ…

もう、美波ちゃんの可愛さは文句なしですが、北村匠海くんの王子様感はなんなの?∑(º ロ º๑)❢❢
あんなの、惚れるなって方が無理😣
しかも、その王子様感に本人の自覚がない(笑)
みなさん、こういうのを罪作りって言うんですよ~。
あか~ん(`・д・)σ メッ




でも、そんな気持ちで観ていたのも最初だけ。
少女マンガは僕のフィールドではないので、あまり語れませんが、今作って、王道のようで、そこからちょっと外れた設定と展開がとても良かったと思うんです。

親同士が再婚して、姉弟になるって、王道中の王道、うらやま展開ですよね。ひとつ屋根の下に住まうのは、下手するとAVですもん( ¯−¯ )フッ
それが浜辺美波ちゃん演じる山本朱里で、その弟となるのが北村匠海くん演じる山本理央です。

そのふたりが越してくるマンションの住人で、同じ学校に通うのが、福本莉子ちゃん演じる市原由奈。
彼女の設定が、また、実に少女マンガで、奥手で引っ込み思案、いつか白馬に乗った王子様が現れると信じる夢見少女。その絵本の王子様にそっくりなのが北村匠海くん演じる山本理央って、あまりにもおとぎ話(笑)

この役を演じる福本莉子ちゃんが、また、素晴らしくて。彼女、浜辺美波ちゃんが出た東宝シンデレラオーディションの第8回のグランプリなんです。やはり、東宝シンデレラオーディションは侮れませんね。素晴らしい。
映画の中で1番変わるのが、この莉子ちゃん演じる由奈ちゃんなんです。この伸び代こそが高校生って感じで、化けましたよ。

さらに、その由奈ちゃんの幼なじみ男子が、赤楚衛二くん演じる乾和臣くん。この乾くんが、また、めちゃめちゃ良い奴で!
僕なら彼を選ぶ!という好青年( ˘ ˘ )ウンウン


映画は、この4人の四角関係かと思いきや、将来の夢や希望と現実との狭間で悩む10代の青春模様となっていて、そこが実に良かった。

今の子たちって、僕らの時とは違い、将来に夢を描きにくいですよね。どこかで冷めた未来を考えてしまう。
うちの子も、よく、老後なんて考えられないし、年金なんかもらえるか分からない、と話しながら、だから、今、楽しんでおきたいっていう、どこか刹那的な考えを持ってる。
それも分かるんですよね。

だから、特に、親の再婚という状況の中で、必死に今の暮らしを守ろうとする朱里の立場や、自分のやりたいことと親の願いの間に立たされ、人生の選択に悩む和臣くんが、なんとも切なくて。

高校卒業って、人生の選択の場、分かれ道のひとつだと思いますが、10代で人生を決めてしまうのは早すぎる。人生なんて、いつでもやり直せますからね。


うちの息子は、高校の時に、色々なストレスからか「過敏性腸症候群」になり学校に通えなくなりました。それでも、なんとか高校は卒業させてもらいましたが、進学は難しく(試験になると極度にお腹が痛くなる……)、2年ほど家でのんびりしてたんです。僕も放っておきましたが、このコロナの中、何を思ったか、急に自分で仕事を見つけてきて、働き始めました。同級生が現役ならちょうど大学を卒業するくらいの年齢なんですが、コロナでの就職難の話などを見て、動かなきゃ!って感じたようです。

とりあえず、試用期間を過ぎ、正採用になりましたが、無理しないで行けば良いと思いますよね。
いつでもやり直せますから( ˘ ˘ )ウンウン



今の10代は昔以上に先の見えない不安の中生きていると感じられる作品になっていて、登場人物みんながどこか切なくて、だから、応援したく思い観ていました。ラストシーンを観ながら、この4人に限らず、これから世に出る全ての若者を応援したいと思いました。
そんなことを考えさせてくれた、良い作品でした。


浜辺美波ちゃん、20歳のお誕生日おめでとうございます🎊🎊🎊🎊
そうそう、今日、僕が出演作で一番好きな「賭ケグルイ」の続編製作が発表になりましたね!
来年公開、めちゃめちゃ朗報です(*´꒳`*)b
また、たぎってしまいますぅ~(ˆωˆ )フフフ…