柴犬

見えない目撃者の柴犬のレビュー・感想・評価

見えない目撃者(2019年製作の映画)
4.2
"見せてやるよ。警察が正義の味方だってことをな。"

猟奇殺人犯 vs 目の見えない目撃者!

警察学校を卒業した夜、過失により自動車事故を起こし弟と視力を失ったなつめ。傷癒えぬまま時は過ぎた頃、車の接触事故に遭遇し、車内からの声と感覚で誘拐事件だと訴えるも、聞き入れられず。少女を救いたいなつめは後に発覚する連続猟奇殺人への真相に近づき、魔の手が迫ることになる、、、


『セブン』に並ぶサスペンス映画の大傑作だと思う。

R15だけあってグロテスクなシーンや、『羊たちの沈黙』を連想させるような犯人の異常性に久し振りに手に汗握る体験しました笑

終始尋常じゃない緊迫感と、とてつもないスリルを体験し続けられる、圧倒的な熱量の映画でした!

そしてサスペンスやスリラーで終わらない、ラストへ向かう一筋の光や、ハンディを背負い弱者に思われがちな、

なつめが誰よりも物事の本質を見抜く、その芯の強さにただただ拍手です!
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