つるみん

見えない目撃者のつるみんのレビュー・感想・評価

見えない目撃者(2019年製作の映画)
4.2
傑作。
韓国映画『ブラインド』をリメイクした中国版のリメイクという三層。中国版は観ていないけれど、この邦画の完成度はめちゃくちゃ良い。オリジナルが韓国ではあるものの、日本もやればできんじゃーん!といった感じで途轍もないパワーを感じた。

警察学校を卒業した主人公が弟を乗せた車で交通事故に遭い、弟は死に自分は両目失明という自体に。警察学校を辞め、盲導犬と暮らす日々の中で、ある帰り道に不審な車と出会い、耳から聞こえてきたのは少女の叫び声。誘拐事件だと思った主人公は警察に依頼し、捜査を進めるのだが何も見つからず。しかし再捜査を依頼し、調べていくと次々と恐ろしい自体が起こり始める。

何度も言いますが、めちゃ面白かったです。最高でした。他国の作品とは言っても日本アカデミー賞ノミネートされて欲しかったな。新人俳優で吉岡里帆が入ってくれただけ助かった。
それにしても『孤狼の血』といい最近の東映はパワーが違う。もしかしたら日本映画を変えるのは東映なのかもしれないとさえ思った。

ストーリー、雰囲気作り、役者の演技、容赦ないグロ描写。もう本当に素晴らしい。去年公開された邦画の中で一番好きな作品となりました。

余談ですが、U-NEXTで鑑賞したのですがキャスト欄に田口トモロヲの名前が記載されてなくて可哀想だったので、入れてあげてください(笑)
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