悪徳警官の主人公が巨大企業の陰謀に立ち向かう刑事サスペンス。
小物の悪党vs腐敗した巨大企業の構図は『アシュラ』っぽさがありつつも、ひとりの少女のために戦うというラストの流れは『アジョシ』とか『泣く男』っぽさも。
主人公は全然強くないので、悪役にやられっぱなしながらも泥臭く戦ったり、結構メソメソするあたり、人間味があって良かった。アクションも盛り上がりには欠けるけど、工夫があって悪くはないです。
力を持つ者と持たざる者の対決をセウォル号沈没事故とかヒロイン(?)の少女を媒介にして伝えてきてて、好印象でした。
ちょっと尺長い気もするけど、魅力的な登場人物のおかげもあってそこそこ楽しめました。