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映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!のpikaのレビュー・感想・評価

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今年初劇場鑑賞映画。
映画を見るときに、なぜこの映画は映画である必要があったのか、他の媒体ではなく映画という手段を選択した理由はどこにあるのだろうかとか考えて見るのが好きなんだが、それで言うとこの映画は『子供を映画館へと慣れさせるファーストステップとして機能した映画』なのでテレビで流れたらテレビ番組だし劇場で流れなければその存在意義は失われ兼ねないギリギリのやつだなと。ある意味で親が子供を映画館へ連れて行ったっつー行楽を成し遂げた満足感を刺激させるためのものだとも言える。これを見たからじゃあ次は他の映画を、とかはまた少しハードルが違うような気もする。子供たちが大きくなったときにこれが映画だったとは認識しにくいんじゃないかと思ったり。全国をショー行脚できない代わりの代替商業とも取れる、とまで考えるのは行き過ぎか。

通常の番組の尺を倍にしても子供が飽きないよう映画用に金をかけたり色々と工夫している。工夫しているだけで創作ではないところがポイントで、違うことをしていたらちびっ子は戸惑うのでバランスとしてちょうどいい。
いつもテレビで見ているテンションと同じものを大画面で注視して見るとおにいさんおねえさんたちの子供に対する徹底した姿勢を改めて感じ取れる部分があり感動した。凄いよ。アップでも全くブレない。素晴らしい。あつこおねえさんのキャラ設定めちゃくちゃ笑った。たこ焼きがいい。
私は一番最初に見ていただいすけ&たくみ派なのでだいすけおにいさんの登場シーンが一番テンションあがった。
すりかえかめんの先輩キャラがやたら目立って出ていて誰だろう?と最後までわからなかったんだがエンドロールで判明。母受けを狙っているのか。
エンドロールで写真タイム!と言いつつ場内の照明に対してスクリーンが明るいので全く写真が撮れなかった笑。映画は2年目なのに改善しないのかしら。ただ画面を撮るためだけの写真タイムなのか?
公開2週目の土曜日で映画の日だから超混雑してると予測して早めに気合入れて行ったのに超まばらで、客席側が反応して声を出す場面でも全く反応がなく、子供を促そうとする親たちのまばらな声だけが聞こえていた。。私も参戦してなるべく歌ったり手で踊る真似したり声を出したりしたけど子供らはポップコーンに夢中でほぼスルーだった。客が多いと違うのかな。。
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