パピワン

ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男のパピワンのレビュー・感想・評価

3.0
おいおいおい…このタイトルはさすがにズルっこすぎやしねぇか??

「ヒトラーを殺し(お!?戦争映画かヒトラーの死の真相に迫る映画かな?)、その後ビッグフットを殺した男(なんだとぅ!!??SFか!?二重の意味でヒーローじゃねぇか!!)」
というB級映画好きには垂涎もののタイトル!

クソ邦題、クソ吹き替え声優、蔓延るこの地獄変映画業界において、この「タイトル」だけで見たくなるってのは上手い事つけたもんだ!!
98分映画!!

タイトルで興味を惹かれても、内容も面白いとはかぎらないってのを知らしめてくれる内容…
顔芸、リアクション芸がめっちゃ面白くてもトークが下手な芸人みてーな映画だったぜ!!

あらすじ!!
酒場のカウンターに座るおじいちゃん。
おじいちゃんの名前はカルヴィン•バール。

カルヴィンは第二次世界大戦の記憶を思い出す…
若かりし頃のカルヴィンはナチス武装親衛隊(かの有名なSS)の制服を身につけ、厳重な警護の邸宅を訪れる。
厳しい身体検査を受け先に進む。

しかし、身体検査を受けたにもかかわらず、細かく分解したパーツ、ペンやバックルに見せかけたパーツを組み立て一丁の銃を完成させる…
カルヴィンが入った部屋には、名前を言ってはいけない「あの人が」…

と、思い出していると馴染みのバーテンに肩を叩かれ現実に戻る。
カルヴィンは帰宅することに…
道中、ホームレスに金を乞われるカルヴィン。
カルヴィンは気前よく!惜しげなくホームレスに金を渡す。

自分の車のドアに手をかけた瞬間!
カルヴィンはチンピラ3人組に襲われる!
カルヴィンは素直に財布を差し出すが、調子に乗ったチンピラは、カルヴィンの財布から写真を取り出し、タバコを押し付ける!

怒ったカルヴィンは、ジョン・ウィック、イコライザー、Mr.ノーバディばりにチンピラ達を瞬殺!!!

このスーパーじいちゃんカルヴィンがヒトラーを殺したのか!?
そしてどういう経緯でビッグフットを殺すに至ったのか!??

てなーーーお話し!!
なんだけれど!!!!

テンポが悪いっ!!!!!
映像とかはキレイでオシャレな雰囲気を匂わせつつも、テンポがクッソわりぃ!
現在のじいちゃんフェイズと、若かりし頃のカルヴィンフェイズを交互にやるからまーーーあシンドい!

後半のビッグフット戦もメッセージ性があるんだか、ないんだか…
映画はまじめでそつなくこなすが今ひとつ情熱の無い映画…

思わず吉良の同僚が出かけるくらい微妙…

タイトルこそ究極の投網だが、内容は穴だらけで獲物を逃がしちまう穴だらけな網だったな!!!
以上!!
「休日半日出勤をし、その後やっぱり休日出勤をした男」パピワンですた!
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