ロビン

初恋のロビンのレビュー・感想・評価

初恋(2020年製作の映画)
3.9
この作品の監督である三池崇史監督作品で面白いと思ったことある作品、正直リメイク版の「十三人の刺客」ぐらい。
しかしながら、こちらの作品は公開当時なんだか面白そうと思って、劇場鑑賞したかったけれど観逃してた作品。
やはり面白かった!
己の臭覚間違ってなかった。
バイオレンス描写もなかなかの好み。

人生にまさかの連続が重なって、まさかの方向に展開していく一風変わったヤクザ映画に余命宣告されたボクサーの恋が絡んでいく。

そしてなかなか魅力的なキャラクターがこの作品には登場している。
とにかく一番最高なのはベッキーが演じた凶暴なキャラクター!
ベッキーの突き抜けた演技がめちゃめちゃ良い!
ベッキーが窓を突き破って逃げるシーンなんか最高過ぎて爆笑!
首ぶった斬ってその首蹴飛ばすベッキーも最高過ぎて爆笑!

そして後半傷口に覚醒剤塗りたくってハイになっちゃってからの染谷将太のキャラクターがこれまた良い!
撃たれても斬られても何されても痛さ感じなくなっちゃう〜笑

終盤での高倉健大好き中国女の藤岡麻美もいい味出しちゃう。
伏線ありの「一番大事なのは仁だ!」に目頭が熱くなる。。 
それと“仁”のある漢っぷりの内野聖陽にも目頭が熱くなる。。

そして主人公のボクサーである窪田正孝の恋する(初恋)描写が良い。
この作品で初めて「窪田正孝っていいじゃん」って思った。
この恋の描写は少ないけれどヘタな恋愛ドラマよりも何千倍も深い恋愛描写。

【ネタバレ】
  ↓





脳腫瘍で余命宣告されていた窪田正孝。
しかし、それが医者の診断ミスだと医者からの留守電で知ることに。。
ちなみに、この留守電聞くタイミングと内容がかなりツボ!
人は死ぬって思ってる時はビビらずに何でもできるけど、生きれるって思った時一気に恐怖を覚える。
それでも窪田演じるボクサーは闘った!
恋した女のために!
ここんとこの描写も好き。

ベッキーのめちゃめちゃ呆気ない死に様も良かった。

ベンガルの占いインチキじゃないかと思わせてからの、占い当たってましたのオチも良い。
ロビン

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