79点。冒頭3分で首切り落とされたヤクザの口がパクパクしちゃう系映画。久々の良い三池監督作品。ヤクザ同士の抗争をコメディバイオレンスで、巻き込まれる男女がいて…という、初期三池作品の熱が再び観れた！
とにかく、良い三池作品ではいつも際立つ、役者陣すべてが魅力的なこと。主役・脇役はもちろん、ちょい役にいたるまで、おそらくはやりたい芝居を自由にさせて、それを更に膨らませてるであろう演出。オリジナル脚本なのも相まって、セリフも所作も含め、全員が気持ちよくその人物に成りきれてる。窪田正孝史上もっとも格好いいし、身体を張ってあの世界観と役柄に応えた新人・小西桜子も印象的だが、何よりもベッキーのはち切れ感！！それらだけで見る価値あり。
お話はよくあるヤクザ・マフィアの内部裏切りも込みのぐちゃぐちゃな抗争ハイテンションものだが、役者と芝居の良さも手伝って飽きずに最後までいく。ジャンル映画としては満点近い。良い三池作品でした。今回は。
