冒頭から生首、噴き出る血、不謹慎ギャグ、下ネタ、どこにフォーカスしているか分からない撮り方などザ・三池ムービーという感じでワクワクしました。どこがラブストーリーなんでしょうか。
話を転がしてくれるのは染谷くんで思いもよらぬ事態へと進み脂汗を浮かべる表情や彼のいく先々に死体が転がり、もうどうなってもいいやと半ばあきらめたような感じになるのがどうも可笑しかった。
そのほか主要キャラ誰1人埋もれずに、ここまで各キャラを浮上させたのは流石といっていいでしょうか。
ただし、凄いと思えるシーンとうーんこれは…と思えるシーンの落差が激しくて、特にホームセンターに場所が移ってからは切って切られて殺り殺られが続いて長く感じた。ホームセンターなんだからいろんな工具とか使って殺戮ショーが始まると期待していただけに残念。でもその後の切なさと優しさと同居した踏切のシーンとか引きで撮ったアパートの画とか観るとできんじゃん!って思ってしまいますね。泣かされた。
三池監督の映画だからと苦笑いされるのも歯がゆい気持ちになるそんな映画です。