60年代のアンダーグラウンドな新宿の空気感すごい。主演が横尾忠則と横山リエ(主演デビュー作でしかも当時20歳ってほんと?)でピチピチの唐十郎の唄とふんどし姿が拝める。紀伊國屋の社長も本人役で出演。
虚構感の強い状況劇場のシーンとドキュメンタリーみたいなナマっぽさがだんだん混然としていくさまを眺めるのが面白い。ウソみたいなセックス談義の場面も、あれは本当にあったんだろうなぁ……。
横山リエがもうたまらなく色っぽく、横尾忠則との掛け合いがなんとも。触れたり離れたりの二人だが目つきや口ぶりがいやに粘っこいところが良かった。