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幼い依頼人のkrdbのレビュー・感想・評価

幼い依頼人(2019年製作の映画)
3.7
児童虐待、マインドコントロール。韓国で2013年に実際に起こった事件を元にして描かれた作品。元にしているだけでフィクションではあり、弁護士事務所のくだりや、近所の人たちの対応、証拠映像など少し脚色が過ぎると感じる部分もあったように思うけれども、暴行のシーンは目を覆うほど壮絶で、非常に見るのが辛かった。元ネタとなった「漆谷継母児童虐待死亡事件」が気になったので調べたところ、以下のような記述があった。

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継母は昨年8月14日、8歳の妹がテレビを観ているときに大声を出して走り回ったことに腹を立て、腹部などを20回以上踏みつけ、口をふさいで拳で顔面を殴打。さらに瀕死(ひんし)の妹を2日間も放置し、死亡させた。

 当局は当初、姉と継母による暴行が原因とみて捜査。姉は今年1月まではこう供述していた。

 「私が蹴った。おばさん(継母)はいい人だから許して」

 しかし事実は違った。継母は姉に「自分が殺した」と供述するよう強要していた。犯行は継母によるものだった。

 姉妹は、父親の再婚に伴い、韓国慶尚北道で継母と同居していたが、2012年夏ごろから、継母から虐待を受けるようになった。その行為は筆舌に尽くしがたいほど痛々しい。

 例えば、唐辛子10個ずつを無理やり口に入れられたり、ロープで体を縛られて階段から突き落とされたり。姉は洗濯槽に入れられた揚げ句、スイッチを入れられ回されたこともあった。

 昼間にこうした虐待を繰り返した継母は、父親が仕事から帰ると、「(姉妹が)ウソをついた」「反抗した」などと吹き込んだ。それを信じた父親は、子供たちにさらに暴行を加えたという。

 それだけではない。父親は、虐待され、2日間も放置された妹の様子を撮影し、葬儀の際に姉に見せていたとされる。

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もはや人間のできる所業ではない。言葉にならない。
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