児童虐待の話。見ていて辛くて辛くて。でもこういう話は、目を背けてはいけないような気がする。
かなり酷い場面も出てくるけど、パッと頭をよぎったのは千葉県野田市の虐待事件。水をかけるシーンは出てこなかったけど、それらしきシーンがあったからかもしれない。
そこから抜け出したいのに、怖くてできないし誰も助けてくれない。地獄のような日々が伝わってきたし、周りの大人は知っていて見て見ぬふりをする。昔の親は自分の子供を大切にする、という当たり前の事がもう今は当たり前では無くなってきている。どこの国も同じなのか?と思うと凄く悲しい。最後の決定的なシーンは見てられないくらいだった。非常に良くできた作品だと思うが、できれば母親を告発する前に主人公を保護してもらいたかった。暴力を受ける事、いや、殺されてもおかしくない状態だったから。プレゼントも危険でしかない。そこがちょっと気になった。まぁ、映画だからしょうがないけど。