漢文の先生のさらっとしたセリフに苦しくなる、油断してたから動揺した。
序盤でバスに乗っているウニは、後ろの席で無表情、口角が下がっていて感情が感じられない。
それに対して、スケッチブックのお礼をしに先生の自宅に尋ねるときときたら、バスの前の座席に着席しとても柔らかい顔をしている。
淡い色調なだけにその後突き落とされるのが残酷。
思春期の感情にムラがあるのを描くのがとても上手。
ただ一人の先生の出会いがウニのいた環境ではとても輝いてみえたけど、いなくなった今、また日常が進んでいくのがそうだよな、そういうものだよな、と。
パンフレットも買ったが、まさかパンフレットを読んで涙を流すとは思わなかった、もう一度観たい。