韓国版「mid90s」かな?
なぜかちょっと背伸びしたくなる年代の映画に弱いw
プレバトという番組で俳句査定の夏井先生が比喩に対して厳しい採点をされているが、
この映画のタイトルである「はちどり」という比喩は満点をあげたい。
あくまでも私見でパンフレットなど一切読んでないが、
14歳という大人になりたくて背伸びしている子供たちを
必至で羽を羽ばたかせて飛んでいる「はちどり」に例えつつ
家父長制度の中で抑圧されている女性に視点を当てながら
人前で泣くことができない男性も苦しんでいる姿を映し出す。
その姿が一見偉そうにしている鷹のように振舞っているが
実はただがむしゃらに羽を羽ばたかせて飛んでいるちっぽけな「はちどり」のようなものを表現しているように思えた。
映画を通して音楽の使い方がまるでアメリカの映画を観ているような感じであったのに、
後半の主人公がマンションで飛び跳ねているシーンの演歌調の曲だけダメだなww
もったいないな