磯野マグロ

はちどりの磯野マグロのレビュー・感想・評価

はちどり(2018年製作の映画)
3.3
【んーむ。】86

最初15分見て、なんだなにも起こらないな、いつになったら起きるのかなと思っていたら最後までなにも起こらなかった。長くて最後は飽きたー。話の推進力が弱すぎる。ひとつひとつの話がポワポワしたまま尻切れトンボなので、見ててモヤモヤ。もっと全然面白くできたはず。
主人公ウニの思いが、それぞれのシーンからは伝わってくるんだけど、それが物語をドライブさせない。別にものすごい事件がなくたって(逆に言えばあっても)行動の動機がはっきりわかるようにつなげていかないと、感情の流れがちゃんと見えてこない。だから飽きちゃう。
中学生女子たちはみんなかわいい。画面はいい感じなんだから、それを見るだけの映画に特化することだってできたはずなんだよね。
アニキの行動には、仕返ししちゃうと時代的なリアリティがなくなっちゃうからやらなくて正解と思うけど、しっかり向き合って落とし前つけるのが、21世紀の映画としての責務だよ。
磯野マグロ

磯野マグロ