このレビューはネタバレを含みます
なぜタイトルが『はちどり』なのか?
小さい命ながら、精一杯羽を動かしている姿か。
中2の中2病の女の子。
自分の存在、将来、生きる意味に悩み、家族の中での立場も複雑。幼さと成長しつつ心と身体のバランスも自分の中でうまく取れないジレンマ。当時の韓国社会の男女差にもジレンマを持つ
性にも悪いことにも興味がある。踏み出すにもうまくいかないし、こころも折り合えないジレンマ。ジレンマを静かな映像でこれでもかと描き出す。
静かな映像の中に、揺れ動く心の動きは手にとるようにわかる。誰しもあった心の動きに共感ができる。
ラストはアクシデントにより大きく動く舞台に、身も心も翻弄されるが、唯一の理解者、共感者が・・・
佳作だと思うが、、、ちょっと長いかなぁ。