からし

はちどりのからしのレビュー・感想・評価

はちどり(2018年製作の映画)
5.0
激しい演出とかはなく、淡々と日常の場面が流れていくような感じ。

主人公の女の子が、中学生というのもあるかもしれないけど、化粧は多分してなかった。その飾っていない姿が好きだった。というか、ほぼみんなあまり飾り立ててない。

心情はあまりセリフに出てこず、表情とか言動で表現される。だからか、余計に感情が伝わってくる。

スプーンがテーブルのガラスに当たる音とか、食べる時の咀嚼音が印象に残っている。言葉以外でも、たくさん語ってくれる映画だったと思う。こういうのとても好き。

あと、めちゃくちゃダメなわけじゃないけど、微妙に全てがうまくいっていない日常の空気の表現がすごい…。

ウニ自身が変わっていく様子が丁寧に描かれてる。自ら今までの自分を破壊する時もあれば周りに壊されるときもある。

ヨンジ先生に惚れる…。もっと2人が親密になる様子を見たかった…。
ウニはどんな大人になったのかな
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