紀子

はちどりの紀子のレビュー・感想・評価

はちどり(2018年製作の映画)
3.8
14歳の頃の閉塞感を強烈に思い出させられた。狭い世界で、自分を持て余すあの息苦しさ。自分を取り囲む環境に逆らえない無力さ。
病院でのヨンジ先生の言葉に涙がでた。
最後のシーンも素晴らしかった。
『82年生まれ、キム・ジヨン』同様、主人公の母親が「男兄弟の教育を優先させるために高等教育を受けさせてもらえなかった」ということが明かされる場面がある。それがこの時代の韓国の当たり前だったのだろう。
紀子

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