はちどりの作品情報・感想・評価・動画配信

「はちどり」に投稿された感想・評価

一

一の感想・評価

5.0
煌々と光り輝く韓国映画の新境地


『パラサイト』が“動”の大傑作ならば本作『はちどり』は“静”の大傑作
いよいよ韓国映画は行けるところまで行ってしまった

非常に静かな作品なので好みは分かれそうですが、鑑賞後にシアター内で呆然と立ち尽くしてしまうほど、心が震え上がる作品でした…

ストーリーに起伏はなく、静かだしむちゃくちゃ地味なんだけどちょっとこれは凄すぎる…
緻密なプロット、物静かでひっそりとしている上に140分弱と長めの尺でありながら、時間を一切感じさせない素晴らしすぎる脚本
韓国の二大映画祭のひとつである青龍映画賞にて『パラサイト』を抑えて脚本賞を受賞したのも納得のクオリティ

巧みな固定カメラの使い方や、登場人物一人一人の心に寄り添う演出に鳥肌が立つほどハマってしまった
なにより主演のパク・ジフさんの表情ひとつで魅せる繊細な演技も神がかっていました

良い意味で韓国映画らしさはないんですが、淡々と日常が描かれる中で優しい人に出会い成長する
誰もが経験したであろう思春期の柔らかく豊かな感受性

親も兄弟も友達も恋人も
なんだかんだで愛されているウニがどうしようもなく愛おしい

じわじわじわじわとボディーブローのように涙腺を刺激してくるから常にタオル必須状態でした😭

今年はもう『パラサイト』と肩を並べるような作品には絶対に出会えないと思っていたので、尋常じゃない衝撃度

もっと言うと、この作品に深く感動し心から楽しめた自分の審美眼にも驚いたというのが正直なところ

これが長編デビューの女性監督というから末恐ろしい…
またしても韓国にとんでもない逸材が現れましたね
キム・ボラ監督、しっかり覚えましたよ☝🏻✨

当然パンフレットは買ったし、早くブルーレイが擦り切れるほどリピートしたい

思春期特有の心の葛藤を、圧倒的な映像と脚本でまざまざと魅せ付けられる
わからない人はわからないままでいい
静穏でありながらも心の奥底まで沁み渡る完全無欠の超絶大傑作

[🍅100% 🍿-%]
[IMDb 7.4※ / Metascore 84 / Letterboxd 3.9]

2020 劇場鑑賞 No.044
Akame

Akameの感想・評価

3.8
家父長制が残る 94年頃、韓国の14歳の女子中学生の日常を描いたお話👌

家族や学校に、彼女の居場所が無く、孤独さを演じたパク・ジフさんの素晴らしい存在感☺️

中学二年って…どうしようもなく、やるせなくて、抜け出せなくて、全てが理不尽に思える階段の途中ですよね。

純粋なウニの姿に心打たれました👌

また、漢文塾の先生との交流が良かったし、心の端っこもわかる素晴らしい先生に出会えて幸せやったと思うし、表情の変化が印象的でしたね😳

抑制が効いた透明感のある…静かでいい作品でした✏️/140
Nishioka

Nishiokaの感想・評価

2.8
中途半端な感じ。
OMU

OMUの感想・評価

4.1
あらすじ書くのが難しい…。ある家庭に生まれた女の子の、刻々と変化していく日々の話。

涙腺弱め人間なので、見てる最中感情が揺さぶられると泣きたくなくてもボロボロ涙溢れてしまうタチなのですが、これは不思議と見ている最中よりも、見終わったあとに、わっとぶり返して大泣きしてしまいました。
大の大人が恥ずかしい。けど、なんか思い返せば思い返すほど、過去の自分とリンクするような気持ちになるのかもしれない。

良い人はたまに本当に嫌な人になるし、嫌な人でも実は人間らしい理由があったりして、人って誰しもが良い、悪い、だけですぐ決められるような一辺倒で分かりやすいものではない。
でもそれ故に傷ついて、傷つけられて、と思えばひょんなことで救われもして。そういった、面倒くさい人間の関係性を一面的ではなく多面的な視点で、丁寧にかつはっきりと描かれているのがすごく良かったです。

またこうやって映画という媒体で日常の繊細かつ突飛な変化を俯瞰してみることで、改めて人間社会の、人間のこころの、複雑さを覗き見たような気がします。

主人公が本当に子憎たらしい顔から何から可愛くて。
そして演技がどの役者もいちいち良い。
良い映画はいい役者に支えられているなと感じる昨今です。

個人的にお母さん。主人公に対してかなりドライなのに、たまーに見せる優しさとか、あの辺のキビをとてもとても繊細に演じてくれていて、かなりグッときました。

はちどり、ってタイトルも素敵だなあ。
初めて柔らかい韓国映画を観た。
史実の出来事を絡めているから、主として描かれている主人公の思春期的揺らぎだけじゃなくて、彼女を通して当時の韓国の空気感も伝わってきてとても良かった。

あとやっぱり思うのは、たとえ心が離れてバラバラでも食卓には全員揃ってやっぱり空気めちゃくちゃ悪いの韓国映画あるあるでめっちゃ面白い。余談だけど。
achako

achakoの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

一人の少女ウニの思春期のお話し…

思春期には色んな出来事がぎゅっと凝縮されたように一度にやってくる
楽しい事や悲しい事…

そんな場面において周りの大人たちは
真剣に向き合ってくれようとしない
その度に子供たちは傷ついていく

全く関わらない家族もいる中
ウニの家族はどうだろう…

感情を抑えられず人の身体を傷つけるのは間違っている
傷ついた人のその痛みがわかるのは同じ経験をした人だけ…

そして思春期での出来事は鮮明に記憶される
良くも悪くもその後の人生において
左右される場合もあるのかもしれない
(トラウマ的な要素として…)
 

今作ではウニの子供から大人へと変わろうとする純粋な気持ちが細く描かれていて
清々しいような
また懐かしいような気持ちが入り混じり
切なく感じられた作品でした
ペコ

ペコの感想・評価

3.5
1994年の韓国。孤立する少女の葛藤と成長の物語。淡々とした描写の中で、14歳のウニの孤独が丁寧に繊細に描かれていました。家庭の中にも居場所が無い…友達との関係も上手くいかない…恋愛もどうすればいいのか分からない…。自分を必要をしてほしいと思う一方で、誰からも必要とされていないんじゃないかという不安。ウニを見ていると「自分もそんな事を思っていた時期があったなぁ」と懐かしく思えてしまいました。
何もかもが上手くいかないと思っていたウニにとって、女性教師のヨンジは大きな存在だっただろう。“自分の気持ちをストレートに伝えることの大切さ”“相手に伝えられるうちに伝えておくことの大切さ”。遠回りはしたけど、ヨンジと出会ったことで友達や家族との関係に少し変化が出てきたことはウニは少しだけ救われたと思います。辛い出来事がキッカケで人は変わることだってある。
派手さはないが、考えさせれる映画。10代の頃に観ていればもっと色々考えさせられたかもしれない。ウニ役の女の子、すごく演技が上手かった!今後に期待!
誰かと心を通わせられる、思いやりあふれる人間関係が築けたなら、それがずっと自分を支えてくれて、輝く人生になると思う。夢や目標を抱けることも。
そうならいいな。
mi

miの感想・評価

3.4

卓いっぱいに並んだ美味しそうな料理を家族みんなで囲んでいるのに、ジメッとした暗い雰囲気が上手く表現されている
やっと心通わせられたと思っても、関係が希薄になったり消失したりする感覚、懐かしい
3

3の感想・評価

4.5
最高。
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